「警察官はサラ金利用で退職」などのウワサ、どこまで本当?
「警察官がサラ金からお金を借りると懲戒免職になるらしい」「家族に借金があると、出世できない」などなど、ネットなどでいろいろなウワサを見かけます。しかし警察官も、我々と同じ人間です。借金をすることもあるでしょう。ですから消費者金融(合法的な業者)に、本人や家族に借金があること自体は、問題になりません。ただし、延滞をしてブラックリストに名前が載る、借金の返済を巡って問題をおこしてしまった、などの場合は、懲戒免職もありうるでしょう。また、非合法の闇金に借金がある場合も、かなりマズい立場になりそうです。
警察官を目指している人が、やはり本人や家族に借金があると、採用されにくいのではないか、と心配していることもあります。職業柄、採用時の身辺調査はやむを得ません。が、調査と言っても何もかも調べ上げるわけではありません。主に犯罪歴などが対象となります。ですから、例えば銀行や合法的な消費者金融からの借入なら、問題にはなりません。が、やはり延滞や闇金からの借金は、好印象を与えないようです。消費者金融を利用すると、警察官と結婚できないと心配をしている人もいますが、こちらも同様で、トラブルを起こしていなければ心配いりません。
ちなみに、警視庁職員信用組合という金融機関(一般的な利益追求のための金融機関ではなく、預金と融資を相互扶助という精神で行う機関だそうです)があります。読んで字のごとく、警察官であれば誰でも利用でき、資産形成のための預金は勿論のこと、住宅や車の購入、教育資金、冠婚葬祭、そして急にお金が必要になった時に融資の対応をしてくれます。さらに、
・金利が優遇されている
・手数料の免除
・一般的な金融機関よりも対応が早い
・利用時間の融通が利く
などのメリットがあります。
消費者金融にとってみれば、警察官のような公務員は、なかなか上質な顧客だそうです。なぜなら、延滞などで職場に電話がかかってくると困るので、ほとんどの場合、返済期日を守ってくれるからです。