就活中にふと不安が…、借金があると就職し難くなるか?

消費者金融への借金が、どのくらい内定に関係あるかは、業種によって様々としか言いようがありません。

一般的な業種では、まず影響ありません(会社によっては、消費者金融の利用を嫌うところもあります)。借金の有無を調べるには、信用情報を調べなければなりませんが、プライバシーの問題もあるので、あまり現実的ではありません。また大企業ならともかく、中小企業が調査に莫大なお金をかけるとは、考えづらいでしょう。また、きちんと返済を続けているなら、借金の有無は個人のプライバシーの範囲内だといえます。最近は、銀行のATMの時間外手数料は高いので、週末などは消費者金融を利用し、週明けに即返済し、手数料を節約している人もいます。ですから一概に、消費者金融=お金がない、とは言えなくなっています(多少、無計画な人と言わざるを得ませんが…)。

しかし、たとえ内定がもらえたとしても、延滞があり、就職先にまで問合せの電話がかかってきたら(貸金業規定法で定められているので、業者名での電話はありませんが、個人名で、“債務者の在籍確認”という名目で電話がかかってきます)、いずれ会社に借金がばれて、居づらくなるでしょう。

返済の有無にかかわらず、消費者金融の利用を、あまり好ましく思わない業種もあります。それは金融機関と警備会社です。家族に借金の延滞や、自己破産の履歴があった場合も、これらの業種への就職は難しくなります。金融機関はお客様の大切なお金(資産)を預かるわけですし、警備会社は、文字通りお客様の不動産を警備します。ですから採用に関しても、他の職種より慎重にならざるを得ません。不祥事が起こってから、頭を下げても遅いのです。失われた信用はなかなか元には戻りません。勿論、借金をしている人が全て悪人、ということはありません。悪事を働く人は、ほんの一握りでしょう。しかし信用を第一としている職種上、社員の身辺調査もやむを得ないでしょう。

消費者金融を利用する前に、アルバイトで稼げないか、家族から借りられないか、他の方法をもう一度考えてください。後から「あの時借りていなければ…」では遅いのです。

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