サラ金のカードがあると、クレジットカードがつくれないか

クレジットカードがつくれるかつくれないか、すぐにお答えすることは出来ません。その人の借金の状況によって変わってくるからです。

もし現在、返済が遅れているなら、クレジットカードの審査に通ることは難しいと言わざるを得ないでしょう。

クレジットカードをつくる際、信用調査機関の審査が入りますが、その時にカード会社が重視するのは、与信枠です。まずサラ金会社の融資限度額、それに対して現在いくら借金が残っているか、またもし他にクレジットカードを持っているなら、そのカードのショッピング及びキャッシング限度額、そしてそれに対して現在どれくらい使用しているかを調べます。今は総量規制によって収入の3分の1までしか借入れができません。ですから申込者の収入に対して、あとどれくらい与信枠が残っているかがポイントとなります。もし、収入の3分の1ギリギリまで限度額が設定されており、それに対する利用額を照らし合わせ、新たにクレジットカードをつくったとしたら返済は難しいだろうと判断された場合、審査に通ることはとても難しくなります。

では本当にクレジットカードを持つことを、あきらめなければならないのでしょうか。

どうしてもクレジットカードが必要な時、大手の消費者金融なら、サラ金カードにクレジットカード機能をプラスすることができます。JCBとMaster Cardなら、消費者金融との提携があり、比較的簡単に申し込むことができます。またカードのデザインも、サラ金カードとはわかり難くなっています。

メリット
・審査や利用開始までの期間が短い。一般のクレジットカードは、発行までに2週間から1ヶ月かかるのに対し、即日発行される。
・コンビニエンスストアのATMから、簡単に返済ができる。時間外手数料はかからない。
・利用明細は、メールで送られてくる。

デメリット
・ポイントはつかない。
・ショッピング保険や海外旅行保険などの、付帯保険がない。

多少の不便さに目をつぶれば、サラ金カードのクレジット機能は、十分に活用することができます。しかし、決して勘違いして欲しくないのは、この場合のショッピングにかかったお金は、あなたのお財布から出たお金ではない、ということです。お金を新たに借りて、買い物をしたという事実を、決して忘れないでください。

また、VISAカードが付帯できると偽って、サラ金カードをつくらせる悪質な業者もいます(VISAはどこの消費者金融とも提携していません)。十分にご注意下さい。

とにかく、クレジットカードの事を考える前に、借金を減らすことを考えて下さい。

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